政治家や大物芸能人、大手企業の社長ですら騙されてしまうほど巧妙な手口を駆使するのが投資詐欺を専門とする詐欺師です。

株式投資など、投資全般についてある程度知識がある人でさえも騙されてしまうほど、投資詐欺の手口は巧妙です。

既に投資してしまった人は、投資詐欺に引っ掛かってしまったのかを確認するために、これから投資を始めようという人は、予防・対策のために、投資詐欺の手口についての理解を深めましょう。

また、既に投資詐欺の被害に遭われたことが明確な方で返金を望まれる場合は、当弁護士事務所か、投資詐欺相談窓口一覧より相談先を探して至急お電話されることをお勧めします。

それではこれから、5種類の投資詐欺の手口について、詐欺被害の返金交渉実績が豊富な弁護士が解説していきます。

5つの代表的な投資詐欺の手口

1.株式・FX投資詐欺

インターネット上で、取引できるようになった株やFXと言った、さまざまな投資物件は、スピーディーな取引で、一気に大金を稼ぐことが出来るようになったことから、ネット前の時代に比べると、誰もが利用しやすくなりました。

しかし、誰もが利用しやすくなった結果、投資に詳しくない方を狙った詐欺も増加しています。

  • このプラグラムを利用すれば、あなたも絶対に1000万円を稼げる!
  • 秘伝のテクニックで主婦でも年収1億円に!
  • 先着○名だけにFXの必勝法を教えます。

このような謳い文句で、投資初心者を騙す手口が横行しています。

また、投資の初心者だけでなく、投資経験の長いベテランも騙されてしまうのが、システムトレード、つまり株やFXの自動売買プログラムの販売詐欺です。

「弊社のシステムは、テクニカル分析のみならずファンダメンタル分析も同時に行うプログラムを採用しています」など、投資家が骨を折る情報収集と分析の作業を自動化プログラムが実行して利益を上げられるかのような勧誘文句でプログラムの売買費用やシステム利用料を騙し取るのが一般的な手口です。

1.未公開株詐欺

まだ取引上で公開されていない株を、購入させ多額のお金をだまし取るのが、未公開株詐欺と言われる詐欺です。

「投資詐欺」と言われた時にパッと思いつくのが、この未公開株詐欺なのではないのでしょうか?

  • 「上場する”今”のうちに、この株を買えば確実に利益が出る」
  • 「○○会社は、今後上場の予定があるから、他の人には内緒で買わないか?」

など言葉巧みにターゲットをだまし、実在しない会社の株や、正規に発行されたものではない偽の株を買わせるのが、この未公開株詐欺の手口です。

この詐欺は一度、詐欺犯の話を信じてお金を支払ってしまうと、その後詐欺犯とは一切連絡が取れなくなるケースが多く。そして、偽の未公開株を購入した人の手元には、ただの紙切れだけが残る……というなんとも悪質な詐欺が、この未公開株詐欺なのです。

参考:未公開株の購入を持ちかけられたとき、詐欺の手口かを見分ける方法

2.社債詐欺

社債――会社が事業資金調達のために発行する債券を購入し、債権を購入することで定期的に利息を受け取ることが出来るだけでなく、購入した債権分のお金が指定した期日になったら返ってくる、というのが社債を購入するメリットです。

基本的には会社の経営に問題が発生しない限り、購入した社債分の金額は返済されるため、上がり下がりが激しい株や為替に比べれば、リスクが少ない商品であり、大手企業の社債は非常に人気が高い傾向があります。

しかし、人気が高いがゆえに、この社債も詐欺の商品として利用されるのです!

  • 「○○会社が社債を発行する予定だから、確実に購入するために今のうちにお金を支払っておく必要がある」
  • 「高利回りの社債があるから、購入しないか?」

など言葉巧みに詐欺犯は、ターゲットに社債を購入させようとします。
そして、社債を購入すると、しばらく……数ヶ月間の間は契約通り利息が振り込まれますが、その後、「経営が悪化した」などの理由で利息の支払いが滞りだし、最終的に多額のお金をだまし取られてしまう、というのがこの社債詐欺の手口です。

3.外国通貨詐欺

アフガニスタンやイラクなど外国の外貨を購入することで、利益が出るから、外貨を購入しないかと言われ、お金をだまし取られるのが、この外貨通販詐欺です。

先進国の通貨を購入させるのではなく、あまり知られていない新興国の通貨を購入させるというのが、この詐欺の”ミソ”で以下のようなうたい文句で外国通貨を購入させる詐欺が多発しています。

  • 「将来、絶対に価値があるから今のうちに○○国の通貨を買わないか?」
  • 「来年の〇月にはIIMFの認定通貨になるので、値上がり確実です」

これらの国の通貨は、たしかに将来的なことを考えれば、通貨の価値が上がる可能性はあります。ただ、通貨を購入した”今”、この3~5年の単位で、驚くほど通貨の価値が上がるかと言われれば、答えは「NO」です。

残念ながら、将来のことを見据えて購入した新興国の通貨が、今後莫大な利益が出るほどに、価値があがる可能性は残念ながらありません。

しかも、詐欺犯に購入させられた外貨は、日本では換金することが出来ず、たとえ換金できたとしても、ほとんどその価値がありません。そして、詐欺犯は価値のない外貨を購入させた分の多額の手数料をだまし取る――というのが、この詐欺の手口です。

4.事業への投資詐欺

いかにもありそうなベンチャー企業などを装い「必ず儲かるから」と言って、実在しない事業にお金を投資させる詐欺が、今回ご紹介する詐欺の特徴です。

投資詐欺としては古典的な手口でが、過去には海老などの養殖場事業に投資させる詐欺が話題になりました。最近では事業だけでなく、「石油採掘権」「鉱山の採掘権」など”権利”に対して投資するという詐欺も増えて来ています。

  • 「温泉付き有料老人ホームを立ち上げる予定だから、投資しないか?」
  • 「カンボジアの土地を今のうちに大量に買えば、将来確実に儲かる。今のうちに買えば、1億円はくだらない」

この事業に投資する詐欺の特徴は、詐欺の内容に一定のリアリティがあることです。話だけを聞いていれば、たしかに投資すれば利回りも良さそうだし、確実性がある――というように、ターゲットをだますのですが、ほとんどの詐欺は架空の事業であり、実在していません。

お金を払ったが最後、投資したお金が返金されることはなく、紙切れ同然の権利書だけが残ってしまいます。

投資詐欺全般によくある手口や勧誘文句

お金を投資する側からすれば「これだけ大金を支払うんだから、利益があって当たり前だ!」と思われるかも知れませんが、美味しい話には裏があるのが当たり前です。安易な気持ちで、言われたままに投資すると、大切なお金をだまし取られ、返金もされずに泣き寝入りすることに……。

ここでは、投資詐欺全般でよく使われる勧誘文句や手口について解説します。

1.市場原理からして存在するはずのない「必勝法」を謳う

投資詐欺なんてテレビや新聞の世界の話で自分とは関係のないことと思っている人ほど、逆に警戒感が薄いので、投資詐欺師の恰好のターゲットになります。

投資詐欺の被害にあわれた方の多くが、「まさか自分が騙されるとは夢にも思いませんでした」と相談の際に口にされます。インターネット上では「必勝法」や「有益な情報」を謳う商材が数多く販売されていますが、本当に必勝法があったら投資市場は成り立ちませんし、常識で考えればそんな儲け話があるなら人に売らずに自分で稼げば良いだけです。

しかし、自分は詐欺とは無関係と決め込んでいる人はそれらの情報を疑うことなく鵜呑みにして、結果、投資詐欺の被害にあってしまうのです。

2.利回りが高額でメリットばかりを前面に押し出してくる

「100万円が、1年で10倍になって返ってきます!」という嘘のような話にだまされてしまう人が大勢います。これが投資ではなく”ギャンブル必勝法”のようなものだったら、100万円なんて大金を支払わない人でも”投資”となると、コロッとだまされてしまうから、不思議なものです。

このような「100万円が、1年で10倍になって返ってきます!」という嘘のような投資詐欺はありふえており、何人もの人がこういった投資詐欺の手口でお金をだまし取られ、元本すら返金されないのが現状です。投資ファンドによっては高額な利回りの商品が売られているのも事実ですが、一般的には利回りが大きい = 投資リスクも大きいです。

メリットとデメリットを照らし合わせた時に、明らかにメリットの方ばかりが多い投資商品に関しては、手を出さない方が懸命でしょう。

3.元本保証で安心させて契約に持ち込む

「あなたに、絶対に損はさせません!」という殺し文句で、投資家に営業をかける営業マンがいるところもありますが、そんな営業マンがいる証券会社であっても、契約書には「元本保証」と記すことはありません。

株や為替の世界には、ちょっとしたことで金額が大きく変動します。買えばみんな儲かると言われたバブルのころならいざしらず世界中の経済が密接に絡み合う現在では、何が起きるかわかりません。そんな投資の世界で「元本保証」をうたう商品は、典型的な投資詐欺の手口と心得て警戒した方が良いでしょう。

4.運用会社が資金を保有管理して実際は運用しない

たくさんの人から預かったお金を運用し、投資会社は利益をあげますが、運用資金をすべての投資会社が保有管理しているわけではありません。実は運用会社が運用資金を保有管理しているところは怪しいケースが多いのです。

たとえば運用会社が破綻した場合に、運用会社が運用資金を保有管理していると、資金がゼロになってしまい、預けたお金は1円も返金されません。また、運用会社が運用資金を保有管理している、ということは第三者の目にさらされていないため、いくらでも隠蔽することが出来るということでもあるのです。

運用資金を実際には、運用することなく、すべて着服し使っていた――そんな手口の投資詐欺事件が時折ニュースになりますが、それはほとんどの場合、運用会社が運用資金を保有管理しているからなのです。

だから、自分が投資したお金をゼロにしないためにも、悪徳な詐欺犯にお金をだまし取られて返金も叶わないという事態にならないよう、運用会社が資金を保有管理している所とは、取引しないようにしてください。

5.本来変動するはずの配当金額が定額な商品をすすめてくる

投資家にとって、毎月、毎年、決まった額――しかも、高額な配当金を受け取ることが出来る、というのが理想ですが、なかなかそううまく配当金がもらえるワケではありません。

配当金を受け取れるのが当たり前ですが、その金額は毎月変化します。
多い時もあれば、少ない時もある……。

それが一般的ですが、その逆は怪しい。
毎月毎月配当を変わることなく出し続けることで、詐欺犯は投資家から信用を得ます。

そして、ある時「ピタっ」と配当金がでなくなり、投資した会社に確認して見ると、投資した会社は潰れていた、というのが投資詐欺のよくある手口です。

投資家からすれば、毎月決まった額が、或いは配当額が増えていくことは理想ですが、実際にそのようなケースは投資詐欺以外では、ほとんどありえません。

だから、毎月定額の配当金をうたって勧誘してくる投資会社は、安易に信用しないようにしましょう。

巧妙な投資詐欺は、いつあなたを狙ってくるかわからない……!

日進月歩に物事が進む今の世の中、嘘のような事業が実在し、あっと驚くようなベンチャー企業が存在しているのも事実です。

ある程度資金に余裕がある投資家としては、まだ誰にも見向きされていない企業や事業、債権などに投資し、大きく稼ぎたい――と思ってしまうのは、仕方がないことです。

しかし、投資詐欺犯たちはそんな投資家の心理を利用し、多額のお金をだまし取り、自らの私腹を肥やしています。

警察すらなかなか手を出すことが出来ない投資詐欺であっても、信頼できる弁護士に相談すれば、あなたが詐欺被害にあってだまし取られたお金を返金させることが出来るかも知れません。

だから、諦める前に相談無料の弁護士に、詐欺の被害について相談し、だまし取られたお金を返金させられるよう動きましょう。